FTR250にXLRのエンジン乗せた時にカムチェーンがギリギリだったのは知っていたのですが
300Kmぐらい走ったところで限界が来ました・・・・・・
まぁ切れてはないんだけど例のサイドノックみたいなカチャカチャ音がうるさいので
テンショナーが固着してるかもと思いタペットキャップ開けて押してみたんだけど
すでに限界まで上がっている様子
これはもう交換するしかないです
というか寿命短すぎじゃね?
メンドクサイから嫌いなんですよね
あの作業
あいにく今日は曇り空でいつ降ってきてもおかしくなさそうな雲行き
バイクで走るにはちょっと
なのでちょうどストックもあったし交換することにしました、どのみち交換しないと乗れないし
カムチェーンの交換、何が嫌いかって
このナットと
このナット
こいつらを外すのがとにかく嫌いで
マニュアルにはクラッチハウジングをクラッチセンタホルダーで固定して外す
って書いてあるけど、そんな他に使わないような特殊工具持ってるわけないし
買うつもりもない
よくバンドの付いた工具で外している画像を見かけますが
あんなのではオイルで滑って取れません
でおすすめなのがこの工具
電動インパクトレンチ
こいつはホームセンターで冬になるとタイヤチェーンとかのコーナーによく置いてある
安もんのやつです
エアーインパクトも持っていますがあんなブィーンダダダダダ
とかいうスマートな奴じゃなくて、
中に回転するハンマーが入っていてそいつが遠心力で開くと
ギアーがかみ合い力が伝わるという仕組みになっています
スィッチを押すと中でモーターが回転し始め
ある程度回転が上がったところでカツーンと衝撃が伝わるのですが
こいつがなかなか強烈で、今までに外せなかったナットはありません
クラッチホルダー外す時と、フライホイールにナットねじ込むときは
必ずこれを使います
安いし車から電源取れるしマジでおススメです
強烈な奴はいつもこれで外しています
次、このナット
ですが
こいつも60Nのトルクでしまっている上にクランクと直結しているのでなかなか外れません
クランクと直結しているためインパクトは厳禁です
クランクのセンターが狂いますから
マニュアルではクラッチアウターつけた状態でスパナかましていますが
そんな簡単にはゆるみません、60Nですから
じゃあどうするのか?
これはベアリングが痛む可能性があるのであまりお勧めできない方法ですが
いつもはオイルポンプのギアーとクランクについているギアーの歯に適当な六角レンチを
噛み込ませて固定し強引にまわしています
勢い良く回すとギアがかける恐れがあるので、徐々に体重をかけながら外します
チェーンを交換したら組みつけは逆の順序でOK
クラッチカバーをはめる前にシリンダーヘッドを先に組み上げた方が楽です
上死点(Tマーク)合わせやすいし、ヘッド組んでしまえばタンクもシートも取り付け可能なので
シリンダーヘッドにシールベアリング使う場合間違えやすいですが
チェーン側についているパイプから来たオイルがカムシャフトの中を通ってヘッド内に流れる
という風に覚えておけば覚えやすいです
間違えても大きなダメージにはなりませんが
油膜切れ起こしてカジリが出る可能性があります
クラッチカバーのガスケットはきれいにはがします
かたまりが残っていたりするとカバーのナットを締めた時にパキッと亀裂が・・・・・・
ガスケットが破れていなければ再利用も可能ですが、少しでも切れたら必ず新品に交換
オイルストレーナー(金アミ)はア怪しい金属片が入っていないか忘れずにチェック
ここのチェックで大トラブルを未然に防げる可能性大です
あと詰まっていたりするとヘッドに行くオイルが足りなくなるので要注意です
チェックしたらガスケットのカスが詰まってた・・・・・・(汗)
なれれば2~3時間ぐらいで出来ますが
出来ればやりたくない
一番嫌いな作業です
というわけで完了!
組み上げ途中で雨が降り始めかなり焦った
ケース内に少し雨が入ったので蒸発させるため雨の中走って見ましたが
今までバルブタイミングが狂っていたのか、やたらと低速トルクが上がりました
もしかしてチェーン伸びてたせいでカムのギアを1コマ掛け間違えしていたかも・・・・・・
伸びたチェーンは掛け間違えしやすいので気を付けましょう!!!
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