寒くなるとバイクで回るのはなかなかツライもんがあります
まだ温かい今のうちにたくさん回っておこうかと・・・・・・
そんなわけで春日鉱山
ドロマイト鉱山です
伊吹山周辺はドロマイト鉱山がたくさんありますが
現在操業中の物はほぼ露天掘りではないでしょうか
ドロマイトは地表に露呈していたり、地表付近に鉱床が存在するケースが多いため
重機の発達で坑道掘りはほぼ廃止になり
大半が露天に切り替えられました
春日鉱山も現在操業中の所は露天掘りですが
閉山した3か所は坑道掘りでした
坑道掘りはコストがかかるうえ、危険度も高いので閉山し
安全で大量採集が可能な露天掘りに切り替えた
・・・・・・というのが根拠かどうかは自分にはわかりません
露天掘りも間近で見ると迫力あるのかもしれませんが、
地中を掘り進む方がなんとなくロマンのようなものを感じたりします
まずは場所から
最初某有名サイトの廃墟地図を頼りに行ったのですが
指定されていた場所は春日小学校の奥にある操業中の部分でした・・・・・・・・・
県道257号から分岐し小学校を越え
狭路をしばらく行くと右手に鉱山への分起があります
「立入禁止」ってなっていましたが進んじゃいました
しばらく行くと隧道が
中は真っ暗・・・・・・・・・・照明なんてありません
しかもトンネルの中はダートになっていて、漏水のため水たまりがたくさん見えます
「これ、ヤバくね?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5分ほど悩んだ後
「行ってみるか!」
意を決して突入
中は真っ暗でモヤがかかってます
下は石灰の泥水
しかもトンネル長い、暗いから余計に長く感じる
そしてところどころに掘り進んだと思われる無数の横穴が
「これ、もしかして坑道なのでは・・・・・・・・、
って事は坑道の中をバイクで走ってるってこと?」
「ヤバいヤバいヤバい、戻らなくちゃ」
「この暗闇の狭いトンネルの中切り返すのも危ない気がする」
「とりあえず転回出来るところを探そう」
とか思っていたら突き当りに
T字路で左右に分岐しています
取りあえず迷ったら左へ
あ、出口
トンネルを抜けると事務所的な建物があり
ダンプが止まっていました
「あ、さらにヤバい」
T字路の反対側が気になったけど速攻Uターンして来た道を戻りました
最初の分岐まで戻ったところでバイクを止めて休憩
気が付いたら服もバイクも真白になってました
きっと途中で坑道掘りから露天掘りに切り替えた鉱山なんでしょうね
テンパっていたので画像撮るの忘れていました
夜来たらマジで怖そう、たぶんどの心霊トンネルよりも怖いのではないかと・・・・・・
落ち着いたところで情報収集
どうやら県道32号沿いにあるらしい・・・・・・・、真白になって損した気分
まぁ、貴重な体験できたからいいけど
というわけで場所はここです
産業遺構Mapも修正しておきました
マップコード:35.472030, 136.455141
まるで要塞のような佇まい、コンベヤーやホッパーなどがかなり複雑に入り組んでいます
なんか、男2人組がコスプレの撮影をやっていました
なんというか
「鉄骨数寄屋造り」
的な感じです
配電盤
ブレーカー・・・・・じゃなくて開閉器とマグネットスイッチが並んでいます
突き当りを折り返すと坑道入口がありました
いちおう柵がしてあります、開きそうですが・・・・・
トロッコの軌道が残っています
反対側はこうなってます、車両は置いてませんでしたが
たぶん坑道の中にあるんでしょう
ちなみに床板は腐ってます、たぶん乗ったら崩れると思う
地面は3メートルぐらい下
鉄骨の上を渡りながら進みます
奥の部屋が気になる・・・・・・
選鉱装置?
ホッパー投入用のコンベア?かな?
この先行き止まり
上の通路は行けそうにありません
さすがに長時間いると怖いので戻ります
上のホッパー投入口の下部です
この場所からさらにコンベアーが外に向かって伸びていて
再びホッパーに入りますが
前面にもこれを含めて4か所ホッパーがあり、全体の構造は複雑です
ドロマイト以外にも何種類か採掘していて、この場所で選鉱していたんでしょうか?
構造が複雑で面白い施設でしたが、老朽化が激しいので
あと数年で倒壊するかも知れません
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