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2012年4月アーカイブ

今度は電気で亜鉛メッキ

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前回溶融メッキで悲惨な結果になりましたが

作業を止めるわけにもいかず、電気メッキで処理することにしました


細かい手法とかは、他の方の書かれた記事を参考にしてください


外注に出せば?

と思うかもしれませんが、自分でやることに意味があるのです


ちょうどいいステンレスのスポークが手に入りそうに無く


転造ネジのネジ切り器も絶望的な現状では

再メッキしか方法が無さそうなので・・・・・・・・・


まぁ新品買えば済む話ですが、それは置いといて




まずはメッキ槽の準備から

Dmekki1.jpg
100円ショップで売っているものを加工して
こんなのを作りました


浴槽中の左に写っているのは、前回失敗したものの残骸です
網は魚焼き器を分解して目を詰め枠を作り直ししました


ここにスポークを2~30本差してメッキがけする予定です




では、メッキスタート


液はもちろん「サンポール」手軽に手に入る塩酸です
Dmekki2.jpg
条件は3.0Vの8Aで
ちなみに20Aまで上げると配線から煙が出ます
まぁ、電池みたいな物なので電圧上げればかなりの電流が流れます
Dmekki3.jpg


しゅわしゅわしゅわ~


Dmekki4.jpg


泡がすげ~

ちょうどいい作業台が無く大抵の汚れる作業はいつも台所でやってます


ステンレスなので汚れても大丈夫だと思っていましたが
ステンレスも塩酸には弱いようで、少し曇ってしまいました



引き上げた直後は曇っていたスポークですが
軽くバフがけした後で、マザーズのアルミポリッシュで磨いたら
下地が荒れていないものに関してはピカピカになりました
Dmekki5.jpg

メッキがけする前のこんな状態

FTR250Spoke.jpg

に比べればなんぼかマシです




スポークはとりあえずこれでよしとします

溶融亜鉛メッキに挑戦

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スポークの再メッキですが


電気メッキでは厚みがなかなか出せないので

無謀とは知りつつ溶融亜鉛メッキに挑戦してみました



まずは結果から





・・・・・・・・・・・・・・やっぱムリ




でも、せっかくやってみたので今後のためにもレポートしてみます


まずは情報収集から


手当たりしだい検索しましたが、こんな無謀なことする人はいない様で

ちょっと不安になってきました


唯一貴重な情報として

溶融亜鉛メッキ協会のマニュアル(PDF)に詳細な工程表が出ていたので
これを参考にして作業を進めます


工程的には


1.脱脂
   10~15%の苛性ソーダ(水酸化ナトリウムのことです)溶液を70~80℃
   に熱し脱脂

2.水洗

3.酸洗
   5~15%の塩酸又は硫酸溶液で表面処理

4.水洗

5.フラックス
   70~90℃の塩化亜鉛アンモニウム又は塩化アンモニウム溶液で
   フラックス皮膜を作る

6.乾燥

7.メッキ
  430~510℃に熱した純度97.5%以上の亜鉛槽に漬ける

8.遠心分離
  余分な亜鉛を除去

9.塩化アンモニウム処理
  90℃の10~15%の塩化アンモニウムで表面処理

10.冷却
   40~80℃の水で冷却


となっています



で・・・・・・ここで一番の問題は8の遠心分離


亜鉛浴槽中にある間はいいのですが、引き上げた瞬間すぐに固まってしまいます
きれいにしずくを除去するためには、亜鉛の融点以上の温度中で
しずくを飛ばす必要がありますがそんな大掛かりな装置は持っていません


結局解決しないまま作業を開始することになりました



まずは1の脱脂作業
これはパーツクリーナーでも大丈夫ですが
酸洗するので軽く洗剤で洗う程度にしておきました


3の酸洗はもちろんサンポール
2倍に薄めるか原液のままで5~10%の塩酸溶液となります


5のフラックス処理は塩化亜鉛アンモニウムの方がいいのですが
手に入りそうに無いのでAmazonで塩化アンモニウムを購入しました

Mekki1.jpg

塩化アンモニウムは食品添加剤にも使われているので
簡単に手に入ります。
爆薬の原料にもなったりしますが・・・・・・


とりあえず濃度がわからないので
熱しつつ飽和溶液を作りました

Mekki2.jpg
 ↑加熱溶解中

亜鉛に関しては、材料屋.comというところで粒状のものが手に入るのですが
若干高いので、船体のサビ防止に使われる防蝕亜鉛版というものを入手しました
楽天で手に入ります

Mekki3.jpg

この亜鉛版

大きすぎるのか、接触する面積が少ないのか
1時間ぐらい電気コンロで熱してもなかなか温度が上がらず
まったく解ける気配が無く、ムカついたのでバーナーで熱しました


Mekki4.jpg

しゅごぉぉぉぉぉぉぉ

ど、どうだ、熱いか


Mekki5.jpg
ひぃぃぃぃぃ

もう限界です~~~

Mekki6.jpg


・・・・・・・さて溶けたところで
いよいよスポークのメッキをしてみます

このとき気をつけなければいけないのは
フラックスした部品は、よ~く乾燥させること

でないと水分が蒸発して液状化した450℃の亜鉛が飛んできます
ヤケドどころでは済まないので細心の注意を



結果は・・・・・・

Mekki7.jpg



ボロボロです

画像上のものはわりかしきれいにつきましたが
満足できるレベルとは程遠いものです

何度かやってみていちおうきれいに付くようにはなりましたが
余分な亜鉛のカスが残ってしまい、冷却後に研磨が必要になります

やり直しても良かったのですが
スポークのネジを避けつつメッキ掛けするのと、後から72本を研磨することを考えると
時間の無駄と判断したので、中断し再びサンポール付けして亜鉛を落とすことにしました

ただ、ネジの切ってないものや、数量の少ないものなら十分にやってみる価値はあると思います

きれいにメッキするコツは


1.下地処理は完璧に
    できればブラスト処理が望ましいです

2.メッキ前の付着物は完璧に取り除く
    残っていると焦げてメッキがきれいにかかりません

3.メッキ層から引き上げるときは縦方向にゆっくりと
    横方向に引き上げると亜鉛のしずくがきれいに落ちず、でこぼこになります
    深さのある大きめの容器でメッキ掛けしないと仕上げがきれいにできません


というわけで、大量の亜鉛と大きな浴槽が手に入れば
再度チャレンジしたいと思います

次は電気メッキに挑戦だぁ!!

クランクの比較

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MD30のクランクが到着しましたが・・・・・




FTRには付かないかも


クラッチ側のシャフトの長さが違うようです


MD17-19.jpg

左がMD30
右がFTR250

一見すると同じように見えますが
微妙に違います

反転させて合わせてみると


MD17-20.jpg

ほらね


入るには入ると思いますが
クラッチのギアがミッションのギアとかみ合わない可能性があります

付けて見ないとなんともいえませんが

その前にベアリングを注文しなくては

スポークサビ取り

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スポークのサビ取りをするためタイヤをはずしました




最初タイヤレバー1本でやり始めたんですけど、どう考えても無理なので
大雨の中ストレートへ・・・・・・・・


1本300円のやつを2本とリムガードを買ってきました


フロントはわりかしスムーズに外れたんですけど
リアのビートが踏みまくっても落ちない



仕方が無いのでタイヤレバー差し込んでこじったら何とか落ちましたが
あまりお勧めできる方法じゃないですね


タイヤと格闘すること1時間、何とか取り外しできましたが
まだまだ外は寒いのに汗だくになりました


FTR250Spoke.jpg


スポークのサビひどいですね

とりあえず、このニップルレンチですべて取り外ししますが
サビがひどくて簡単には取れません


ニップルの裏側(タイヤの中にあたる部分)にはプラスネジが切ってありますが
錆びてグズグズになっていて
ドライバーを使うとネジをなめそう

特にフロントがひどいです


全部はずしたら、サンポールでサビ取りします

ほんとはステンレススポークに変えたいのですが
ちょうどいい長さのものが無さそうというか、手に入らなさそうなのでこのまま使うことにしました


スポークをステンレスのバットに入れお湯を入れた後
サンポールを適当に注ぐと、クロメートメッキの亜鉛が溶け始めすごい泡が出ます

すごい泡が出ていますが、さらに反応速度を上げるため、そのままコンロにかけ弱火で暖めます

約2時間後水でよ~く洗い、適当なアルカリ性の洗剤で中和しながら
スチールウールで磨きます
今回はキッチンハイターを使いました

間違ってもサンポールの中にキッチンハイターは注がないでください
塩素ガスが発生して呼吸困難になり最悪の場合死にます(たぶん)


以前いた会社でテフロンの溶接をしたことがあったのですが

夏場だったのでドラフターに頭を突っ込み、マスクを外して作業していたところ
発生したフッ素ガスをダイレクトに吸い込んでしまい、息が吸えない状態に陥り
そりゃぁもう、死ぬかと思いました


ハロゲンガスは怖いです


といっている間に完成しました
FTR250Spoke2.jpg

使うのは少し先になりそうなので、オイルをかけて保管します


さて、このままではすぐ錆びてしまうので防錆処理をしないといけないのですが

手軽にローバルを塗るか、クロメート(亜鉛)メッキをするか、おそらく最強の防錆処理の溶融亜鉛メッキに挑戦するか


すでに亜鉛は2Kgほど入手済み・・・・


悩むところです
色塗りも少しずつ進行しています

FTR250Coloring.jpg

塗装とブラストがけばかりやっていると
だんだん作業がてきと~になってきます


いかんですね

プンスカプン

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FTR250のセルエンジン修理のため

2週間ほど前にMD30のクランクシャフトを落札したんですが


使おうと思ってFTR250のクランクと並べてみたらなんか形が違う


クランクベアリングを取り付けるシャフトの径やフライホイールやクラッチが付く部分の長さも違っていた


極めつけなのはコンロッドの長さとベアリングの内側のギアーが無いこと



・・・・・・・・使えね~じゃん


MD17-18.jpg


とあきらめていましたが

いろいろなサイトを見たところどうも何かが違う様子

で、オークションの出品画像をもういちどよく見てみると



XR250.jpg






なんかギア付いてる




よくよく調べてみたら、送られてきたのは




GB250のクランク!?




まただよ


こないだもこんなことあった


はぁ~~~~~~



作業が進まないのでケースカバーの下地塗りとかしてみました
DSC_1115.jpg


ついでにサスも

ショックはブラストしましたが
悩んだあげくローバルをぬりぬりしました

現在ベランダで暴露中です

腐食して固まったら磨く予定



せっかくだから上からブルーイングでもしてみようかなと・・・・・

LUSEN改造

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前回ちらっと言ってみたLUSEN2.5馬力の静音化ですが


ちょっとだけやってみました


ノーマル状態ではタンクの金属ステーに、コンプレッサーのヘッドが直に取り付けされている為
振動がダイレクトにタンクに伝わり共鳴しています

なのでこの部分をゴムをはさんで分離してみることに

といってもてきとーな部品が思いつかないため
ホームセンターをブラブラしながら考えます


こんなのを見つけました


LusenEvo1.jpg


こいつをボルトの穴に差し込んでフローティングマウントにしてみました

アンカーなので下から差し込んでネジを締めれば膨らんで固定できるだろうと思いましたが・・・・・・・・



LusenEvo2.jpg



長さが足りずしっかりと固定でません

じゃあということで、上からの固定に変更しました

ゴムアンカーにM5のネジを差込み足のボルト穴に入れ
タンクの金属ステーはゴムでサンドイッチし
ステーの裏側からM5のナットとワッシャーで固定します

そう、こんな感じ

LusenEvo3.jpg

これで金属同士が接触することはなくなりました


次はフィルター
今付いているのはプラスチック製のもので
お世辞にも防音効果があるとは思えません

使っていないというかl起動コンデンサーが死んだ医療用のダイアフラムコンプレッサーが、EWS-30と同じタイプのエアフィルターを使っていたので、これををはずしてきて
交換

これで起動してみましたが、少しうるさいので
吸入口にEWS-30にようにエアーのホースを切断したパイプを装着


LusenEvo4.jpg


これで起動したところノイズの高音部分がカットされた感じになり

少しけマイルドな騒音(w
になりました


感覚的にはEWS-30の3倍ぐらいだった音量が倍ぐらいに下がった感じです


でもまだうるさい、起動時はいいけど圧があがるとダメですね

IWATAのヘッドが付いた塗装用の小型コンプレッサーよりも
耳障りな音がします


吸入口を塞ぐと静かになるから
原因は回転数とリードバルブかなぁ・・・・・・・

次はその辺をいじってみます

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